2011-04-29

Miles Davis w/ John Coltrane

一ヶ月ほど前にタワレコでこんなもんをみっけ!



1956年のマイルス・デイビス・クインテットのマラソンセッションになぜか
1954年のWalkin'をセットにした5枚組Boxセットがな、な、なんと1690円で売り飛ばされていた!


Cookin'


Workin'


Relaxin'


Steamin'


おまけのWalkin'


各CDはきちんとオリジナルデザインの紙ジャケに収められており、まさに豪華絢爛!



実は56年のコルトレーン在籍中のマラソンセッションのLP、CDはほとんど持ってません。
理由はふたつ...
1)プレステジとの契約関係の絡みで手抜きしているのは間違いないとみてた
2)ジョンコルトレーンに関心が無かった

今回改めて数時間この5枚のCDを聞いて手抜きは間違いないと再確認できました。
手抜きでこれだけのクオリティは凄いと言わざるを得ませんが!

そしてこの頃のコルトレーンに関心が無かったことも改めて痛感しました...

本音を言うとコルトレーンとクラプトンは最初から避けていました。
のめり込むのが怖くて面倒に思えたからです。
とはいっても1956年のコルトレーンに中毒になることはありませんが...(^^;

クラプトンは90年代にアンプラグドとやらで下界に下りてくれたのでもう怖くありません。
コルトレーンも早くにお亡くなりになり、「至上の愛」1枚でなんとか封印できたので尾を引くことはありませんでした。

..ということでWalkin'は既にCD持ってるのでこのBoxセットは二度と聞く事は
ないでしょうがマイルスファンとしては安価に安心が買えたという意味では実にありがたいセットで
ありました。


これを名演奏と思うか手抜きと思うかはあなた次第!



このひた向きさが怖かった!今なら子守唄になるけど...



2011-04-17

HERBIE HANCOCK THE IMAGIME PROJECT

朝の通勤時FMからハービーハンコックが5月に福岡でライブをやるとのこと。
東日本大震災支援チャリティーコンサート「HERBIE HANCOCK
THE IMAGIME PROJECT WORLD TOUR 2011」
と銘打ってのツアーらしい。
まっ「東日本大震災支援チャリティーコンサート」は当然後付でしょうが!?




さて、「¥12,000は痛いなぁ~!」と迷いながらとりあえずアルバムだけでも
どんな内容なのかとタワレコへ!

アルバムに登場するメンバーも選曲も此れ見よがしって感じでしたがハービー
ハンコックとジェフベックの競演は一応抑えておかねばなんだろうと思ったのと
タワレコ期間限定¥1,690にほだされて購入。

う~ん、これ聞いてライブ行くかどうかは決められるわけ無いって内容ですが
とりあえずハービーハンコックとジェフベックの競演聞けたからまぁ~いっか!


DON'T GIVE UP!

個人的には2曲目の"DON'T GIVE UP !" がいいかな。 ピーターガブリエル
とケイトブッシュのオリジナルのベタなカバーでしかもケイト役がP!NKって
のが気に入らないけどベースのタル・ウィルケンフェルドのプレイが実に良い!
同プロジェクトのマーカスミラーを向こうを張っての堂々たる演奏は立派、立派!


タル・ウィルケンフェルド立派・立派!!

でも、やっぱハービーハンコックは1960年代にマイルスとやってた時期が
一番いいですね。
2007年だったかドラムにジャックディジョネットを迎えてのVSOP見た
けどあっちのノリの世界がやっぱり好きだな!


やっぱこのノリはしびれる~!!

...で結局ライブどうしよう、思案中! 

ところで、ブログ用にImagine Project関連の画像を探してたらとんでもない
画像を発見!
80年代以降、封印していたはずのレスポールをもったジェフベックの画像が
アップされているではないか!!!
これは涙物です、私には!


レスポール弾いてください..できればフラットピックで!
シールドカバーも外してください!

こちらはご存知1954年オックスブラッドモデル

もういちどレスポールをフィーチャーしたアルバムなんか録音してくんないかな!? 
即買いです、ハイ!

また話がとっ散らかってしまった!m(_ _;)m

2011-04-09

My greatest Jazz hero Gil Evans !


1957 Miles Ahead


1958 Borgy and Bess


1960 Sketches of Spain


1962 Quiet Nights

先週の誕生日祝いに娘からMiles AheadのCDをプレゼントされました。
もちろん事前に何が欲しいかと訊かれてのプレゼントでしたがやはり
嬉しかったです。
毎晩iPhoneで聞きながらベッドで聞いています。
ただ、いつも最初の3曲目で眠りについてしまうので未だに全曲聴いてい
ないような...!?

..で、これまで1958年から1962年に掛けてのある意味怪しいマイルス
とギルとの競演を記録に残した4枚のアルバムの中で残るはあと一枚となって
いたことに気付き、その一枚を本日購入いたしました。
それが「QUIET NIGHTS」(¥1000)です。

1983年にギルエバンスの演奏を三井グリーンランドで目の当たりにするまでは
正直いって「ギルエバンスって何者?フラメンコ?スペイン?オーケストラ?
なんじゃそりゃ?」となんだかうっとうしいじいさんだな!?...程度に
考えておりましたが、なんのなんの、今やギル・エバンス抜きのマイルスはあり
得ないって感じです。
いや、もっと言えばマイルスはいなくてもギルは聞きたい、とまで思うように
なっています。

グリーンランドのライブも前半のマイルスは寝てましたが、後半のギル・エバンス
オーケストラの演奏が始まるやいなやパチリと眼が覚めたのを思い出します。

スウィートベイジルのライブ8枚組みを即買いしたほどなのですが、その話はまた
いずれ...

マイルスは常にスポットライトを浴びながらのスーパースターでしたが
ギル・エバンスは「少しでも若いメンバーにギャラは分けてくれ」と言いながら若い
音楽家を育てた功績はあまりにも偉大です。

結局本人は最後までまったくと言って良いほど日の当たることも無く1988年
メキシコで75歳の生涯を終えてしまう...そんな彼の人生があまりにも切な
いと感じてしまうのは私だけでしょうか?




あれほど偉大な音楽家がこんな小さな扱いかたされてるのが辛い!
Gil Evans Wikipedia

2011-04-03

My 51st birthday !

今日は私の51歳の誕生日!
イチローの背番号にやっと並んだ!?


今年はストロベリータルト

娘からは事前に「プレゼントは何がいい?」と聞かれこれをリクエストしていました
1983年に三井グリーンランドでマイルスとギルエヴァンスを見ていっきに
ギルエバンスファンになってしまったのですが、なぜかこのアルバムは持って
なかったです。
マイルスが何かでかいことをやるとその裏にはギルの存在が見え隠れしますね。


娘からのプレゼント..ありがとうね!


奥さんからは3代目のヘルメット

トゲトゲしたヘルメットが嫌だったのですが、だんだんそうでもなくなったような...
以下、これまで使用してきたヘルメットです。


2代目のヘルメット 旅の思い出..阿蘇・マレーシア・長崎


初代ヘルメット 旅の思い出..草千里一揆・冷水峠・しょうけ峠

2011-04-02

Bill Evans Trio BIRDLAND SESSIONS



Amazonに注文したビル・エバンス トリオのバードランドセッションのライブCD
が届きました。
Amazonにしてはめずらしく2週間くらい待たされた。
どこから送られてきたかと封筒に張られた荷送人の住所を見ると PO Box 265
EGHAM と記載されています。
Google Earthで検索するとあのメシのまずいUKからわざわざ届いたようです。


Blogger相変わらす賢い、勝手に写真を90度傾けてくれる!クリックで拡大


はるばる英国から届きました!クリックで拡大

ビル・エバンス トリオでスコット・ラファロ在籍時の音源は60年代初頭のリバー
サイドの4枚というのがこれまでの定説でしたので、彼を含むこのバードランドでの
セッションは大変貴重なものですし、内容もすばらしい!

DJのおしゃべりがちょっとウザい感じはしますが、それはそれでライブセッション
の臨場感をかもし出していてなかなかいいですね。

ただ、このアルバムで驚いたのはビル・エバンスも手を抜くことがあるんだという
ことを知ったこと。
前述のDJのおしゃべりや音源のひどいノイズ、回転ムラもひどいですが、演奏の
方もかなりひどいです。

ビル・エバンズといえば駄作が無いことで有名ですが、その実は麻薬にも体を蝕
まれ金銭的にもしんどい時期もあったそうです。
特にこのCDの演奏の頃はいろんな意味で迷いもあってでしょう。
そういうことを考えるとこのCDの音源は彼の生前であれば黙殺されるはずの
ものだったのではないでしょうか。

大体、Fresh Sound Records なんてレーベルがいかにも怪しい!

しかし、それはそれとして、やはりこの演奏はすばらしい!
特にビューティフル・ラブのここでの解釈と演奏は実にすばらしい。
今後もビル・エバンスのお宝音源に期待したいものです。


このビューティフル・ラブにおけるこのトリオの解釈はすばらしい!